弊社の松本がオーストリアのグラーツへ出張して参りました。(2022年5月)
どのような旅だったのでしょうか。インタビュー形式でお届けします。

(前回まで……松本は トンネルの安全や換気に関する会議で発表を行いました。)

――他の発表はどうでしたか?
オーストリアの高速道路公社、ASFiNAGの発表が印象的でした。同社は2030年までに電力を太陽光発電で自給する目標があり、そのためにエネルギー消費量の20%削減に取り組んでいるそうです。また今後6年間で約1兆円を、既存の道路・設備の、持続可能性を見据えたメンテナンスに投入する予定だそうです。

――ほかにはどんなことを行いましたか?
会議の翌日、ZaB (Zentrum am Berg) へ行きました。ZaBとは、グラーツから車で1時間ほどの場所にある、広大な鉱山跡を利用した実験トンネルです。数百メートルの道路・鉄道の模擬トンネルを2本ずつ備え、それとは別に軍が利用するトンネルもあります。模擬トンネルには火を起こせる設備があり、本格的な消防訓練ができます。当日は、模擬火災の様子を見学することができました。

おわり

模擬火災の様子